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どんな大人になろう どんなふうに子どもと育とう そうだ、本の力を借りよう!
専門書から実用書まで、保育の関連書をご紹介。さまざまなジャンルから参加している評者にも注目。
子どもの生きる力を伸ばし、創造力をはぐくむ。

遊びの創造共育法 全7巻

和久 洋三 著
玉川大学出版部 (042-739-8935)
各巻定価3,675円(本体3,500円)
168ページ(第1巻〜第3巻、第6巻)
176ページ(第5巻、第7巻)
184ページ(第4巻)

表紙


 子どもの成長・発達に遊びが重要であることを否定する人はいないと思いますが、遊びと「生きる力」の関係を説明できる人は多くないのではないでしょうか。遊びによる創造活動が、「ものごとを知り発見する力」、「判断し表現する力」、「関係付けていく力」をはぐくむことを本書は教えてくれています。
 「本来、創造力を発揮するために用意された知的好奇心と行動力は真実に知りたいことが学べず、ほとんどなんの関心もない情報を頭に詰め込む毎日によって、やりたいこと、好きなことさえ見失わせる結果を生みだしていたのです」と現在の子どもの状況を語る著者は、長年にわたり実践してきた遊びの創造活動の集大成として遊びの原理をまとめ、「(1)子どもはみんなアーティスト」で分かりやすく解説しています。また、ボールや積木といった身近な形や素材をテーマに1,000例にもおよぶ活動例が数多くの写真と共に具体的に紹介されています(全7巻)。
 本書は子どもの遊びや造形活動に携わる人に多くのヒントを提供しています。また、写真の中の子どもたちの輝く笑顔や真剣なまなざしからは彼らの充足感が伝わり、写真を見ているだけで楽しい気持ちになりました。

(評・子どもの領域研究所所長 尾木 まり)
月刊こども未来 2006年7月号より転載
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