子育て支援BOOKS
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この著を一読し、子ども家庭福祉の現状や山積する課題を改めて認識しました。政府・地方自治体らが子育て支援施策を展開する一方で、実社会では地域社会の互助が崩壊寸前であること・止まらない少子化・子ども虐待の増加・保育所利用者の急増・不登校や凶悪犯罪の増加等、現行の体制では解決できない状況が目の前にあふれています。私たちは地域で生活し子育てをしているにもかかわらず、身近に起きている子ども虐待や自立に悩む家族に対し手を差し伸べる機会もなく、その実態さえも知らないことが多々あります。マスコミを通じてその悲惨さを耳にしたとき、誰しもが地域住民の援助や専門機関の対応等の不備を嘆き、傍観者的な態度で心を痛めるにすぎません。筆者らは、現行の子ども家庭福祉制度の限界を詳細に指摘し、サービスシステムの再構築の緊急性を提言するとともに、それを理解し支える地域(市町村)住民の課題をも示唆しています。何より印象深いのは、子ども家庭福祉の中核を担う専門家養成のための育成モデルの事例です。子ども家庭を援助する方法を模索している専門家の皆さん、そして従来の枠組みを越え、さらなる子ども家庭福祉を充実させたいと願うすべての人に読んでいただきたい1冊です。
資料:月刊こども未来
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