子育て支援BOOKS
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私が十数年前、都内の公園で「里親募集」ののぼりを立て、新規開拓のためのPR活動をしていたところ『犬や猫はどこですか?』と尋ねられたことがあります。今でも日本において「里親」と聞くと、捨てられた犬や猫を育てる人と受け取られることもあるようです。
しかし、本来「里親」とは、児童福祉法に規定された要保護児童を養育することを希望する人で、都道府県知事が適当と認めた人を指します。2003年度末現在、全国で登録家庭は7,286家庭、委託家庭は2,011家庭(27.6%)です。また、全国で要保護児童として親もとを離れて生活している児童は約3万6,500人にのぼり、そのうち里親に委託されている児童は2,811人(7.7%)に過ぎません。
この本の執筆者は、里親体験者や里親担当相談員などで活躍された方々です。本のサブタイトル「制度・支援の正しい理解と発展のために」に示されていますように、まさに当事者の視点から、子どもたちの健やかな養育に向けて、わが国の里親制度の現状と問題点を指摘し、その発展のために必要なことを提言しています。また、当事者ならではの事例や最新のデータ、諸外国の里親制度も盛り込まれ、正しい理解が得られる一冊です。
資料:月刊こども未来
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