子育て支援BOOKS
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韓国では、早期教育熱が高まり、親の無理強いで心の病に冒された子どもが精神科を訪れることが増えているそうです。本書は、韓国の小児精神科医が、自らの母親としての失敗体験なども交えながら、早期教育の問題性を指摘した本です。「ゆっくり子育て七つの提案」「読んで使える処方箋24」など、具体的で分かりやすく書かれています。
著者が小児精神科医と母親の経験から学んだことは、「子どもはゆっくり育てなければならない」という言葉に尽きると言います。現代はスピード第一主義であり、“現代社会から孤立する勇気”がない限り、子どもにも「早く、早く」を強いることになると指摘し、小学校に上がれば否応なしに子どもは競争社会に投げ込まれるのに、家庭の中にまで競争を持ち込んでプレッシャーを与えることに何の意味があるのか、と問いかけます。
そのほか、きょうだいを育てるときの注意、子育てにおけるユーモアの大切さ、母親が“犠牲”という固定観念に縛られ、“尽くす心”がもたらす幸せに気付いていない問題など、子育てのヒントがたくさんあります。韓国の男性が子育てより同僚との付き合いを大切にするという話など、韓国と日本が抱える問題が似ていることからも、説得力のある内容となっています。
資料:月刊こども未来
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