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「子育てがずっとラクになる本」−泣きたいときは泣かせてOK!−

パティ・ウィフラー 著
森田 汐生 監訳
安積 遊歩 解説
学陽書房 (03-3261-1111)
定価1,575円 (本体1,500円) 221ページ

表紙


 核家族化が進み、近所付き合いも減少している現在、子どもを抱える親たちは、子育てに悩み、ストレスを抱えています。子どもが泣いたり、叫んだりしたらどう対処したらよいか途方に暮れる親は多いことでしょう。本書は、再評価カウンセリングの手法を子育ての現場に生かし、アメリカをはじめ多くの国々で親子の関係作りをサポートしてきたパティ・ウィフラーの実践を集大成したものです。かんしゃくを起こすといった不機嫌な感情表現は、一般には悪しきことと考えられていますが、実はこうした感情表現は、傷ついた感情体験から自分を自由にしていく行為でもあるといいます。この感情の発散に大人が十分に耳を傾けると子どもはどう変わるか、また子どもとの関係を通して親自身もどう変わっていくかについて、本書では実践例をもとに、その対処法も具体的に示しています。子育てストレスを抱えた親同士が再評価カウンセリングを通して支え合う日本での活動も紹介されており、実際に子育てにかかわっている親はもちろん、再評価カウンセリングを通した大人・子ども関係の新たな確立の可能性に興味を抱く方々に読んでいただきたい注目の書といえるでしょう。

(評・京都大学教育学研究科教授 鈴木 晶子)
資料:月刊こども未来
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