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どんな大人になろう どんなふうに子どもと育とう そうだ、本の力を借りよう!
専門書から実用書まで、保育の関連書をご紹介。さまざまなジャンルから参加している評者にも注目。
虐待問題の具体的な解決策を模索する方々へ基礎知識から事例まで幅広く紹介

「Q&A子ども虐待問題を知るための基礎知識」

小木曽 宏 編著
明石書店 (03-5818-1171)
定価2,100円 (本体2,000円) 257ページ

表紙


 本書は、子ども虐待への対応について、現場関係者と研究者とが共同して作り上げたものであり、現場レベルにおける具体的解決策を模索する上で有効な情報がたくさん盛り込まれています。
 具体的には、第1章では、子ども虐待を「抱え込み」「煮詰まる」のではなく、時間はかかるかもしれないが「地域子育て力」をつけていくことの必要性を指摘しています。
 第2章では、児童虐待問題への積極的取り組みの歴史が長い、アメリカやイギリスの状況を分かりやすくまとめています。リスクアセスメント、セイフティネット、レビューカウンセリング(再検討会議)などに関する紹介と解説は特に参考になります。
 第3章では、「児童相談所」「司法」「保健」「心理・臨床」「里親」という5つの側面から子ども虐待問題の基礎知識をとりまとめており、特に、第4章「事例から考える」と併せて読むと、子ども虐待への対応の難しさと支援方法を工夫することの大切さを学ぶことができます。
 子ども虐待、子育て支援などに関心をお持ちの方々、虐待ネットワークや次世代育成支援推進計画に関わっておられる方々などにお読みいただきたいと思います。

(評・神奈川県立保健福祉大学社会福祉学科助教授 新保 幸男)
資料:月刊こども未来
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