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どんな大人になろう どんなふうに子どもと育とう そうだ、本の力を借りよう!
専門書から実用書まで、保育の関連書をご紹介。さまざまなジャンルから参加している評者にも注目。
親子関係やコミュニケーションの重要性を 心理学的な視点から具体的に解説

「子どもが育つ叱り方 ストレスになるほめ方」

加藤 諦三 著
青春出版社 (03-3207-1916)
本体1,470円 (本体1,400円) 242ページ

表紙


 今、子育ての環境は刻々と変化し、親たちの育児観も多様になっています。それに対応しようと、国や自治体も家庭をバックアップする施策を打ち出しています。
 しかし、この著は、子育てが時代の変化に流されるような安易な行為ではないと説いています。
 乳幼児期の親子関係、特に母親と子どものコミュニケーションがいかに重要であるか、著者は繰り返し強調しますが、従来の学説を紹介するだけではありません。ちまたにあふれる育児情報を分析し、「モーツァルト効果」「ネクロフィラスな傾向」「親子の役割逆転」等々、心理学的な視点で解説しています。
 そして、どうしたら子どもの立場に立ち、「ポジティブな子ども」に育てることが実現できるのか、その具体的な方法を豊富に示しています。
 著者は、母親はまず自分の現実を認めることが大切だと指摘します。ご夫婦で読んで、互いの育児の姿勢を理解し合う良いチャンスにしていただければ、子育ての基本について親の役割を改めて実感されることと思います。

(評・鎌倉女子大学児童学部助教授 小泉 裕子)
資料:月刊こども未来
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