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専門書から実用書まで、保育の関連書をご紹介。さまざまなジャンルから参加している評者にも注目。
子育ての不安を解消する最先端の赤ちゃん研究を紹介

『ここまできた新常識 赤ちゃん学を知っていますか?』

産経新聞「新・赤ちゃん学」取材班 著
新潮社 (03-3266-5111)
1,300円+税 256ページ

表紙

 近年、世界中で赤ちゃんに関する科学的な研究が盛んに行われ、その成果が「赤ちゃん学」として発表されています。わが国においても2001年に「日本赤ちゃん学会」が設立されて、脳科学による乳児研究の取り組みが始められました。
 本書は2002年1月から12月まで産経新聞朝刊に連載された「新・赤ちゃん学」シリーズと、日本赤ちゃん学会と産経新聞社の共催で開催された「国際シンポジウム」をまとめたものです。科学的で正確な情報を育児の現場にというコンセプトのもと、国内外の最先端の赤ちゃん研究が紹介されています。
 「外国語の学習を始める時期」「テレビ・ビデオの脳への影響」「母乳」「揺さぶられっ子症候群」など、子育てに携わる誰もが関心を寄せる問題が、赤ちゃん研究の第一人者たちによって解明されていきます。育児情報の氾濫や思い込みによる誤った育児法が、子育ての不安を高めているなかで、本書は自信をもって育児を楽しむ手助けとなることでしょう。
 今後さらに異分野から多くのアプローチがなされて赤ちゃんの不思議が解き明かされ、若い世代の興味と関心が子育てに向けられることを期待したくなる一冊です。

(評・鎌倉女子大学短期大学部助教授 田川悦子)
資料:月刊こども未来
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