子育て支援BOOKS
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本書はデンマーク、スウェーデン、フランス、ニュージーランド、カナダ、アメリカの子育ての環境を、国柄、生活、法律・制度、育児・教育観、保育システムといったさまざまな角度から紹介しています。子どものいる家庭の一日を描いたコミックのページをはじめ、コラム、用語解説、図表、写真などにより、各国の特徴が理解しやすくなっています。
「個々の違いはあって当然」として必要以上に努力するという発想がなく、天才が育ちにくいといわれる国がある一方で、少数精鋭のエリート教育に力を注ぐ国もあり、そうした考え方の違いは保育内容にも影響を及ぼしています。親の学習支援に力を入れる国もあれば、他の干渉を嫌う傾向から、親教育に公が口出しをすることがほとんどない国もあります。子どもの病気のために父親が会社を早退することがごく普通の国や、終業時刻の15分前から帰り支度をはじめる国など、職場の雰囲気の違いも印象的です。
本書は、各国が子育て支援を「まず『こういう社会にする』という確固たる理念をもつところからスタートする」と指摘します。「どういう社会にするのか」「どういう子どもを育てるのか」など、日本の子育て支援の理念とは何かについて考えさせられます。
| (評・株式会社日本総合研究所主任研究員 池本 美香) |
資料:月刊こども未来
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