子育て支援BOOKS
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本書の序文では、妊娠・出産・育児を経験する1年間に妻の7割が離婚を考えたというデータが紹介されていますが、子どもを持つときの夫婦の意識には微妙なずれが生じるようです。母親は、妊娠し、おなかの中で赤ちゃんが大きくなるという過程を経て母親になりますが、父親はそうした段階がない分、漠然とした戸惑いや心配が大きいと考えられます。
夫がこの時期の妻の心身の変化について正しく理解し、夫婦で出産・育児という大きなプロジェクトに臨むということは、夫婦にとっても生まれてくる赤ちゃんにとっても重要です。本書は、夫のニーズ、それ以上に妻のニーズに配慮しつつ、父親になる男性のために書かれた実用書で、母親のために書かれたマニュアルとは一味違います。
現在、子育てにおける父親の役割が問い直されています。家父長的な父親ではなく、子どもの育つ力を母親とともに支援し、社会との橋渡しをするという重要な役割を担っています。高度経済成長期以降、子育て責任を専ら母親が担う状況から「父親不在」ということがいわれてきましたが、子育てにおける父親の役割を見直すときです。夫婦で子育てを共有するスタートラインで、多くの男性がこうした本を手にとってほしいと思います。
資料:月刊こども未来
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