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専門書から実用書まで、保育の関連書をご紹介。さまざまなジャンルから参加している評者にも注目。
危険信号への対処を著名人がアドバイスする

子どもが危ない・どう救う

毎日新聞社・生活家庭部 編
エール出版社 (03-3291-0306) 
1,500円+税 184ページ

表紙


 子どものストレスが話題になるようになって久しくなります。この本『子どもが危ない・どう救う:著名人たちからのアドバイス』は、子どもから発信されるさまざまな信号を、子どもの体と心の両面からとらえています。そして、子どもが抱える問題に対し、著名人の経験と言葉を借りて何らかの対処や救済の道を探ろうとしています。また、子どもがこれほどの問題を抱えるようになった背景には、現代の社会システムの問題や価値観の違いなど大人の問題があることを示唆しています。
 太りたくないばかりに食べては吐くことを繰り返す高校生。すぐにキレてしまう中学生。授業中にいすに座っていられない小学生。すべての年令層の子どもが、現代の社会環境の中でストレスを受けて悲鳴を上げているのが聞こえてくるようです。
 私たち大人は現実を見つめ直し、子どもの目線で、何が子どもたちを追い込んでいるかを把握し、子どもたちを救うために何ができるのか考え直さなくてはなりません。 具体的な子どもの問題例とそれについての著名人のコメントを中心としたこの本は、そのための最初のステップとなるでしょう。児童教育の専門家の方々をはじめ、お母さん方、先生方はもちろん、家族での話し合いの材料としてぜひ読んでいただきたい一冊です。

(評・玉川大学文学部教育学科助教授 高平小百合)
資料:月刊こども未来

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