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「なぜ、凶悪な少年犯罪が発生するのか?」「人は自分の子どもをなぜ虐待してしまうのか?」といった課題が近年クローズアップされ、国民的な関心事となってきています。
本書はこれらの課題について、少子社会における「育ちと育て」、およびそこで発生する「親子ストレス」に焦点を当てながら、育児支援をめぐる課題の分析と提案を行っています。
特に、(1)「子育てをおこなう親がかかえる育てのストレス」と「子どもに発生する育ちのストレス」との関係、(2)子育てをめぐる「個人的事情」と「社会としての課題」をめぐる文明論的視点からの記述は、日々の実践を振り返ったり、今後の政策案を練る上で重要な指摘を含んでいます。
また、本書では関連する本の紹介が数多く行われており、少子社会におけるいろいろな課題についてより詳しく知りたいと考える読者は、それらの本を読まれると理解が深まるのではないかと思われます。
子育て支援にかかわる仕事に従事されている方、教育や福祉問題に関心をもつ方、家族問題に関心をもつ高校生や大学生などにぜひお勧めしたい本です。
(評・愛知教育大学助教授 新保幸男)
資料:月刊こども未来
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