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家内が働いていることもあって、小学校六年生の娘と二人だけで出かけたり、共に時間を過ごしたりすることもあります。娘が五歳のころ、取材先の天ぷら店に連れて行ったことがあります。たいそう気に入って、それ以来、父親と出かけるとおいしい物が食べられると覚えたようです。最近は大人の中に交じって、必死に頑張っていますね。私自身が料理を作ってやることもあります。また、一緒に作るようにもなって、それも楽しみの一つになっています。 娘がまだ低学年のころ、はしの持ち方がおかしかったために、家内が「きちんと持てるまで食べてはいけません」と言ったことがありました。娘は泣きながら正していましたが、ときには親としてしっかり教えることも必要だと思いますね。 私自身は娘が生まれてから「食育」に興味を持ちましたが、「食」は本来、人間にとって基本となるものです。また、親子の中で、最も身近なコミュニケーションツールになると思いますね。食べ物の大切さや食材の安全性を、まず親の側が再認識して子どもに伝えていくことも必要になっているような気がします。
子どもには、いろいろなものとの出会いの場を与えてあげたいと思います。また、親の視界の中にいるという感覚を子どもが常に感じていられるようにしたいとも思っています。これは、いつも親に見守られていると子どもが感じることです。こうした感覚をどんなときにも子どもが持っていると、それが安心感という土台になって、自分でいろいろなものを求めていく力である「自発力」が、自然と身についていくと思います。自発力があれば道は開けていきます。逆に、親がいくら与えても、自発力がないとダメですからね。親子のコミュニケーションを通して、自発力が発揮できるような環境づくりをしてあげたいと思います。 (談) 資料:月刊こども未来 |
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