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例えば息子が田舎に遊びに行って帰ってきたときのこと。彼は、いとこに教えてもらった今まで読んだことのない漫画の話ばかりしていました。親としてはおじいちゃんやおばあちゃんのことを聞きたがるのが一般的なのかもしれません。でも私は、息子が話しているものをとにかく聞きます。そこに興奮している彼がいたりすると、自分がその漫画のシリーズの先まで買ってきて読破し、「うん、なかなか面白かったよ〜」と自慢することもあります。 漫画の登場人物の話で盛り上がったりすると、今息子がどういうものが好きなのか、どういう物事に興味があるのかといったことが見えてきます。彼の根っこにあるもの、ゲーム、漫画、音楽などいつもチェックしてます。 お母さんとして子どもの好きなものを分かってあげたいし、どこに面白さがあるのかを見てみたい。そうやって親の方も広がっていくものなのかもしれません。 友だちのようなお母さんがいいとは思いませんが、息子は一人っ子なので、「兄弟」のような、同じものを「いいよね〜」と言える部分でのバランスが取れていると思います。いわば、“自然体”です。 一方、夫とのコミュニケーションは私とのスタンスの取り方とは別のようです。私たち夫婦でたわいもないけんかをしているとき、なぜか息子は「パパがかわいそうだ」と、夫の味方をします。理由は分からないけど、仲裁に入ってくれたのに、最終的には関係のない息子が怒られておしまい、というパターン。それが自分の役割だと認識しているようです(笑)。
学校から帰ってきて、保健体育の授業があったというので、「え、どんな話? 生理とか?」と聞くと「射精の話とか、赤ちゃんができる話とか」と息子。 性のことだけでなく、そのほかさまざまな悩みなどについても同様です。友だちからしか聞かないでいると「親には言えないこと」「悪いもの」といった植え付けをしてしまうことになることもあります。オープンにして、友だちと話す前に親と話して秘め事でなくしておいた方が絶対にいいと私は思います。 親とも話しておくことで、子どもはいろいろな角度から理解できます。また、さまざまな問題にも対処しやすくなるのではないでしょうか。 ただ、私が過激になると、パパが「少しやりすぎだよ」と、息子と一緒に階下へ下りて行ってしまうこともあります(笑)。息子は私からどんどん刺激を注がれ、夫からは安らぎを得るという具合にバランスを取っているようですね。 “自然体”。これが私たち家族のコミュニケーション法です。 (談) 資料:月刊こども未来 |
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