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どうしたらいいかなと子育てしながらいつも考えてきたのですが、今までずっと、これだけはやるようにしてきたことがあります。それは、僕よりも母親の方が子どもと一緒にいる時間が長いので、母親、つまり奥さんのバイオリズムをなるべく安定させることです。 一緒にランチをしたり、ショッピングに行ったり、仕事で疲れて帰ってきたときでも話を聞くようにしたり……。「それは大変だね、とりあえず何とかやってみるよ」という具合。「そんなのダメだよ」とは絶対言わないように心掛けましたが、それが子どもとのコミュニケーションに良い影響をもたらしているように思います。 子どもが生まれれば、母親・父親になることはできるけれど、本当に幸せな家族になるのは相当難しい。親になるということは、“自分より、まず相手”という感覚を自分のものにしていくことなのだという気がします。 自分がどんなに眠かったり、つらかったりしても自分の時間を割いて相手のために動く。これは、相手の求めているものが分かるとうまくいくように思います。 自分の求めているものよりも、相手の求めているもの、まず自分ではなく、まず相手。僕の場合、それが子どもだったり、奥さんだったり、母親だったりします。 生まれてきて一番関係が深いのは母親ですよね。そして成長して家族を持ってそこでも深いつながりを築いていくのですが、その関係をいいものにしていかなきゃもったいない。だから子どもにだけじゃなく、誰に対しても同じくらい相手に誠実に耳を傾ける。これがコミュニケーションの土台なのだと思います。
例えば長男は宿題なんか嫌いだというタイプ。怒ってみたところでなんにもならないから、子どもにとって一番つらいものを一緒にやってみる。一緒に取り組みながら長いスパンで見ていくように心掛ける。表面的な勉強ではなく、生命力、知恵のある生きる力といったものを育てていきたいですね。 親子のコミュニケーションも、点でなく長い目で育てていきたい。「かっこよく生きる自分」、世の中一般の正しい生き方というのではなく、間違いをしたとしても、それを糧として積み重ね成長していくことで、人の生き方の本当の正しさを知ろうとする、そんな自分自身の姿を子どもたちに見せていきたいと思います。 (談) 資料:月刊こども未来 |
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