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妻は、医師の家庭で育っていることもあって、娘のために離乳食からずっと手作りしてきました。幼稚園、小学校、中学校と毎日お弁当を作り続けています。前の日から準備をして、朝五時半か六時には作り始めます。それを娘はずっと見てきています。これは、言葉によらない、“食”を通じて母親が娘に何ものかを伝えるコミュニケーションですね。 娘が将来、自分に子どもができたときも、母親にしてもらったことを覚えているだろうし、自分の子どもにも同じように接していく……。これは親が子に与える一番いい教育、身をもって教える教育だと思います。それこそ正しい連鎖です。後々娘が母親になったときに、母の大変さや、ありがたさが分かるんじゃないでしょうか。 中学生になって、最近は友だちが泊まりに来たり、逆に友だちの家へ泊まりに行ったりと娘の社会が広がってきています。友だち関係の新しいコミュニケーションが始まっていますね。 それでも、親子で何かを一緒にやることを娘は嫌がっているわけではありません。ベースに家族があって娘の世界が成立している、という時期です。 小学生時代までは親子という枠組みの中で生活してきましたが、中学生になって周りの友だちに影響され、そのことから本人も新しい発見をしようとしています。私のお店についても、そういう視点で見ようとし始めています。娘とのコミュニケーションの中で、友だちが重要なファクターになってきていますね。
最近では食事のとき、「ひじをついちゃダメ」とか、「背筋を伸ばして」とか母親に言われていることを娘は僕に言いますね。僕が一番だらしない。 しつけに関して言えば、父親と母親の両方からパーフェクトを求めるのではなく、どちらかがバランスをとること、そういう中で親子の絶妙なコミュニケーションがとれるようになるんだと思います。 (談) 資料:月刊こども未来 |
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