子どもがかかりやすい病気
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監修/大澤真木子(東京女子医大小児科主任教授)
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ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱は、夏に流行る病気です。夏には体力も落ちていて、脱水に陥りやすいので、特に小さいお子さんの場合には小児科の受診を受けましょう。
夏に、1歳過ぎから5歳くらいのお子さんに流行る病気です。急に発熱(38〜40℃)し、咽喉(のど)が痛く、また飲み込むときに痛みが強くなります。痛みのため不機嫌となり、食欲がなくなります。
また、よだれが増えて、元気がなく遊ばなくなって、だるそうに「ゴロゴロ」します。頭痛、嘔吐、関節の痛み、筋肉の痛みや、発疹(赤いぶつぶつ)が出ることもあります。
咽喉は軽度に赤くなり、上顎の奥のほうの軟口蓋という所を中心として咽喉の奥、扁桃、舌などに、周囲に紅味を伴う直径2〜4mmの小さな水疱(水ぶくれ)、または浅い潰瘍(えぐれた部分)が1〜数個現れます。
主に、コクサッキーA群ウイルスといわれるものの2、4、6、8、10型の感染によっておこります。潜伏期は2〜4日で、病気のお子さんに接触してから、2〜4日で症状が出ます。
回復は速やかですが、喉が痛いために食べなくなりますので、脱水に注意する必要があります。冷たいもの、プリンなどの柔らかいもの、甘いものが良いでしょう。酢っぱいもの、しょっぱいもの、熱いもの、その他刺激の強いものは避けましょう。
夏に、1歳過ぎから5歳くらいのお子さんに流行る病気です。潜伏期は4〜6日で、病気のお子さんに接触してから4〜6日で症状が出ます。口腔粘膜(口の中の表面を覆う膜)および手の平、足の裏に発疹が現れます。
口の中の発疹は潰瘍性でえぐれて見え、手足の発疹は水泡性で真ん中に少し水をもった感じで盛り上がっています。手、足、口のすべての場所に発疹が出る割合は、小さいお子さんほど高くなります。発疹が腕や脚全体やお尻の回りに現れることもあります。発熱は、ある場合と無い場合があります。
主な原因ウイルスは、コクサッキーA群ウイルス16、10とエンテロウイルス71ですが、どのウイルスによるものかは、症状だけで区別するのは難しく、ウイルスを唾液などから検査で分離してみる必要があります。
全体としては回復力のよい病気で、3〜7日で赤いぶつぶつは消えますが、口の中が痛いため食欲が落ちますので脱水に注意して下さい。冷たいもの、プリンなどの柔らかいもの、薄味の甘いものが良いでしょう。酢っぱいもの、しょっぱいもの、熱いもの、その他刺激の強いものは避けましょう。
ただし、エンテロウイルス71による手足口病の場合、合併症として脳炎・脳脊髄炎が起こる頻度が高くなるので、注意が必要です。その場合には、遊ばなくなり、うとうと眠りがちだったり、頭痛や嘔吐が出ます。
38〜39度の高熱が4〜5日持続し、鼻がつまったり、「グスグス」と鼻汁が出たり、頭が痛くなったり、だるくなります。診察してみると、咽喉(のど)の奥や扁桃が赤く大きくなっています。
主にアデノウイルス3型というウイルスによって起こります。飛沫感染といって、病気の人の唾液(ツバ)が飛び散って空気を介して、あるいは口から入って人から人へうつる病気です。ほとんどの大人が抗体をもっているので、お子さんから大人へうつることは稀です。
また結膜炎も起こることが多く、「しろ目」が赤くなります。結膜炎は接触感染といって、感染している目の「目やに」を拭いたタオルなどを介してうつります。兄弟姉妹の間でのタオル、洗面器の共有は、避けるようにしましょう。
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