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子どもがかかりやすい病気

「みずいぼ」
―見分け方、対処の仕方は?―
監修/大澤真木子(東京女子医大小児科主任教授)
症状は重くないが伝染性があるので早い治療が必要

 みずいぼは、伝染性軟属腫といって、伝染性軟属腫ウイルスによっておこる皮膚の感染症です。2歳頃から、幼稚園〜小学校低学年のお子さんにできやすく、大きさは様々ですが、3〜4ミリから、1センチ位で、皮膚が盛り上がり、わずかに赤みを帯び豆粒のような形をし、その中心におへそのようなくぼみが見られます。からだのどこの部位にでもできます。ひっかいたり、つぶすと、中からチーズのような白いものが出てきます。その中にウイルスがたくさん詰まっているので、これが、他の場所につくと、またそこに新しいものができて、広がります。また、プールや入浴などで他のお子さんの皮膚につくとうつります。

 みずいぼは、それ自体では、重い症状の原因になったりすることもなく、しばらくすると伝染性軟属腫ウイルスに対する抗体ができてきて、自然になおるので、心配はありませんが、見た目が気になりますし、時間がかかります。なおるまでに、ひっかき壊して、次々に新しいものを作り、湿疹となり、そのかゆみでひっかくといった悪循環になります。また夏場などでは、そこから細菌(バイ菌)感染をおこし、とびひのもとになったりもします。
 数が少ないうちに治療しましょう。


ひとつずつピンセットでつまむのが治療の基本

 治療は、最近では、ウイルスに対する軟膏もあるのですが、残念ながら、やや効きが悪く、押さえつけて1つ1つ眼科用の小さなピンセットでつまんで取リ、あとは消毒しておくのが一番確実な方法です。痛みますから、お子さん達にとっては大変な苦痛です(最近では痛みを起こさないための麻酔のテープができていますので先にそれを使うと少し痛みが少ないと思いますが、残念ながら、健康保険が認められていません)。すべて取り終わったら、その後、2週間くらい様子を見て、もし新しいものが見つかればまた取らなくてはなりません。最近では、液体窒素による凍結療法も試みられています。


プールは完治して2週間後が原則

 プールに入ってよいかということですが、目に見えるみずいぼがある時は、遠慮しましょう。目に見えるものがなくても、潜伏期のあるものがあるので、今できているもの全部を取って、2週間新しいものができなければOKということになります。しかし、現実には早くプールに入りたいですね。そこで、どうしてもというなら、毎日体をくまなく見て、新しいものを見つけたらすぐに小児科か皮膚科で摘み取ってもらうことが必要になります。

 みずいぼの予防としては、体を清潔にしておくことが大切で、特にアトピー性皮膚炎のあるお子さんではかゆい皮膚をかかないように、普段から保湿ケアをしましょう。