1歳頃までの赤ちゃんのうんちは、ゆるくて回数も多く、色や状態も日によってさまざまです。特に母乳で育っている赤ちゃんの場合は、少し緑がかったうんちだったり、酸っぱい臭いがすることも・・・。育児に不慣れな新米ママには、下痢かどうかの判断がつきにくいものです。そんな時はあわてずに、赤ちゃんの様子をしばらく観察してみましょう。下痢らしいうんちをしていても、元気で食欲が旺盛で、くしゃみや鼻水、せきなど風邪の症状がなければ、まずは安心してもいいでしょう。
もちろん、激しい下痢や下痢状のうんちが長びいたり、繰り返すような場合は、すぐに小児科へ行きましょう。また次のような症状がある時も受診が必要になります。
- 下痢のほかに、嘔吐、腹痛、発熱が伴う。
- 元気がなく、ぐったりしている。
- うんちに粘液や未消化のものが混じっていて、悪臭がする。
- 黄色や水っぽいうんちで、酸っぱい臭いが強い。
- うんちに血や膿が混じっている。
- 下痢が続き、体重が減少している。
赤ちゃんや子どもが下痢をしたからと言って、即大変な病気というわけではありません。たいていは食べ過ぎや消化不良、風邪が原因。特に2歳以下の乳幼児は、消化不良による下痢がとても多いものです。けれど、冬場には、「ロタウイルス」というウイルスによる下痢が流行するので、要注意。別名「仮性コレラ」とも言われるこの下痢になると、便が白っぽくなることが多く、発熱やひきつけも併発しがちですから、見極めは容易なはずです。病院できちんと治療を受けた後は、家でのケアが大切になってきます。まずは、脱水症状にならないように、十分な水分補給を心がけます。赤ちゃんの場合なら、赤ちゃん用のイオン飲料や湯ざまし、麦茶、番茶などを飲ませてあげましょう。果汁を与える場合は、下痢を悪化させる可能性のあるオレンジジュースなどの柑橘系は避けて、りんごジュースを。さらに赤ちゃんのおむつや子どもの下着はまめに取り替えて、そのつどおしりをよく拭いてあげたり、ぬるま湯で洗ってあげたりしてください。十分な水分を与えて、おしりの周辺を清潔にし、乾燥させてあげましょう。これがママにもできる、赤ちゃんの下痢症状を改善させる最大のケアなのですから。