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山中 龍宏 (緑園こどもクリニック院長、前・こどもの城小児保健部長)
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乳幼児や障害を持った子どもは気道を詰まらせやすい・ |
空気の通り道が完全にふさがれてしまった状態を窒息といいます。窒息は瞬時に発生し、5〜6分間、気道が閉塞されるだけで死亡することもあります。
窒息は、歩き始めたばかりの乳幼児や重い障害をもった子どもにみられることが多い事故です。その理由として、(1)乳幼児では臼歯がないため、食べ物を適切な大きさにすることができず、大きいまま飲み込むため詰まりやすい、食べながら歩いたり泣いたりして詰まりやすい、(2)障害のある子は、うまく飲み込むことができずに詰まりやすい−があげられます。
窒息の原因になりやすい食べ物には、年始につきものの餅をはじめ、丸いキャンディー類、ぶどう、プチトマト、ちくわ、ナッツ、たくわん、こんにゃくゼリー、氷などがあります。
また、小さなボールなど、口に入るサイズのおもちゃやその部品、風船でも窒息の危険があります。
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つまったらイラストのような救急処置が有効です・ |
時には、乳幼児の身につけたおもちゃや衣服のひもが、ベッドや滑り台の柵にからまって窒息することもあります。ビニール袋をかぶったり、空き地に捨てられた冷蔵庫や自動車のトランクに入って窒息することもあります。
何かをのどに詰まらせたことがわかったら、大人のひざの上にうつ伏せにして、頭を低い位置に置いて、肩甲骨の間を4、5回強く叩き、詰まっているものを吐き出させます=上左図。あるいは後ろから腕を回し、助骨弓の下で両手を握り、おなかを強く圧迫して腹圧をかけて吐き出させます=上右図。それでもうまくいかなければ、人工呼吸や心臓マッサージをしながら救急車を手配しましょう。
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直径32ミリ以下のものは子どもの周りに置かない・ |
乳幼児に与える食品のサイズは、気道の大きさと合致しないものにしたほうが安全です。豆類のように丸くてある程度の大きさ、硬さがある食品は小さくしてから与えてください。また、乳幼児の口に入る、直径32ミリ以下の大きさのものは、子どもの手の届かない所に保管してください。
また、ひもにおしゃぶりや鍵などを付けて輪状にして、子どもの首にかけることはやめてください。そして首を入れないように、ベットの柵の幅にも注意してください。
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資料「こども未来」
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