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| イラスト 森永ニッカ |
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氷袋で冷やす「氷冷」が効果的・ |
子どもの転倒によるけがのほとんどは上肢(腕)のけがで、肩を直接打撲したり、転倒の際に手をついてひじや手首に衝撃を受け、ねんざや骨折をおこします。
小児は身体的には未完成な反面、旺盛な発育過程にあるため、骨折にも特徴があります。小児の骨には柔軟性があるため、低木の若枝を折ったときの状態に似た「若木骨折」など、骨の連続性が保たれる不完全骨折が多くみられます。
また骨の自家矯正能力は年齢が低いほど旺盛で、腕や足の骨の骨折の場合、1〜1.5センチ前後の短縮や15〜20度前後の屈曲変形は1〜2年のうちに自然矯正されます。しかし回旋(ねじれ)変形などは矯正されにくいので要注意です。
小児の骨には成長をつかさどる骨端軟骨が存在しますが、外からの力に弱いため、関節部に強い外力が働くと軟骨の異常をきたします。骨端軟骨板の損傷は小児骨折の約30パーセントを占めますが、成長障害や変形につながる恐れがあるため、専門的治療が必要です。
実際に子どもが転倒した場合、意識障害など重い合併損傷がなければ、落ち着いて四肢の腫れや痛みの部位を観察し、腫れの程度、変形の有無、手足のしびれや運動障害などを正確に把握しましょう。けがの程度が軽く、打撲やねんざと考えられる場合は、まず患部を安静に保ち、30分を目安に氷袋などで冷やします(氷冷)。氷冷は損傷された靭帯や筋肉からの出血を抑え、疼痛の緩和にも有効です。また氷冷と同時に、患部に適度な圧迫を加え止血を促し、むくみなどを防ぐため、受傷部位を心臓よりも高くあげて静脈血の循環をよくしてください。
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骨折?? 身近にある段ボールや板で副木固定を・ |
| ショック症状など痛みが激しく、骨折が疑われる場合は、むやみに動かさず、段ボールや板などを利用し副木固定を行い病院を受診しましょう。ひじ関節周囲の骨折では、骨折端が神経や血管を圧迫、損傷し、神経マヒや循環障害が生じることがありますが、このような場合には緊急を要します。また万が一、皮膚が破れ骨折した骨が飛び出しているような場合は、手術の必要があるため、厚めの清潔なガーゼなどで覆い、すぐに病院を受診してください。
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資料「こども未来」
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