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子どもの食(食育)

食からはじまる健やかガイド







食からはじまる健やかガイド



5.“食べる力”を育むための環境づくり


 子どもが成長していく過程で、子どもの食に関わる人々や関係機関・団体は数多く存在します。子どもの“食べる力”を育んでいくためには、その発達を支援していく環境づくりが必要です(図8)。

 すでに、保育所、学校、保健機関など地域で、子どもの食についてはさまざまな取組がなされています。食は広がりのある分野ですから、さまざまな取組が、重なり合い、補い合うことによって、その広い食の世界を子どもが体験し、食への興味や関心を高めることができます。
 しかしながら、特定の人々、特定の機関だけが取り組んでも、すべての子どもに豊かな食の体験の場を提供することはできません。継続的に、より広がりのある活動として進めていくためには、地域の中で連携を図って進めていくことが求められます。

 連携を進めていく上では、関係機関において、それぞれどういう特徴をもった取組が進められているかを知り、お互いの活動を尊重し合い、さらに活動を深めていくことが重要です。
 また、子どもにおいては、発育・発達の過程にありますから、「食べる」という体験を繰り返しながら、食に関する「情報」を得ていくことが必要となります。図8には、「食を通じた子どもの健全育成のための環境づくりの推進」ということで、食物へのアクセス、情報へのアクセスの大きく2つの流れを示しています。家庭、保育所、学校などは、日々の「食事(給食)」を通して、「食物」と「情報」の両者の提供が進められる貴重な場ということになります。また、子どもの食べる力を育む上で最も関わりの大きい「家庭」については、子育てサークルや地域子育て支援センターなどさまざまな場において「情報」の交換が進み、保育所や保健センターなどからも役立つ「情報」が得られるなど、地域が家庭を支援していく仕組みづくりも必要となってきます。
 一人ひとりの子どもが、広がりのある食の世界と関わり、そして人との関わりを通して、食べる力を育み、健やかな心と身体を育んでいくことができるように、社会全体で取り組んでいくことが求められています。


図8 食を通じた子どもの健全育成のための
環境づくりの推進
図8 食を通じた子どもの健全育成のための環境づくりの推進

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