地域子育て支援拠点事業事例集 ひろば型
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「また来たい」と思わせる空間を提供 |
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事業実施のきっかけ
平成17年4月、豊かな緑が広がるJR群馬藤岡駅の近くに開設された市営の「つどいの広場 ふらっと」。入り口に市長直筆の看板が掲げられるなど、手作り感も漂う温かみのある外観で、初めての親子でも気軽に入りやすい施設です。それぞれ3人の子どもを育てた経験を持つ、保育士の鈴木和恵さんと看護師の稲葉美加さんが出迎えてくれます。
「開設当初は閑古鳥が鳴いていた」そうですが、町ぐるみの告知で次第に多くの親子が訪れるようになりました。現在は市内に7カ所ある育児支援施設との子育てネットワークづくりにも力を入れています。その一環として各施設の月間予定表を全施設で貼り出すなど情報交換も実施。この情報を頼りに曜日ごとに各施設を巡るという楽しみ方をするお母さん方も増えてきたそうです。
「かつて利用していた子どもたちが町であいさつをしてくれたり、元利用者が“孫はここを卒業してしまいましたが、一人でまた遊びに来てもいいですか”とおっしゃってくださったり。1人目を連れて遊びに来られるお母さんが“まだ家族の誰にも言っていませんが、まずお2人に2人目ができたことを伝えたくて”と妊娠を知らせてくれたときはうれしかったですね」と鈴木さん。
施設裏手の森を子どもたちと散歩する日を設けるほか、保育園並みに年間行事を計画しながらも、あくまで来館者の居心地が良くなるよう、親子が自由に過ごせる環境づくりを心がけています。子どもたちは大きな室内遊具で好きなだけ遊ぶこともでき、お母さん方は育児の悩みを職員に1対1で相談することもあります。
こうした職員の配慮にお母さん方が応える形で、近所の消防署が知らせる正午のサイレンが鳴るまではお弁当を広げない、紙おむつは持ち帰る、などの協力を快く引き受け、持ちつ持たれつの関係が築かれています。
「これからは子育てネットワークをさらに生かして、普段子どもがいると参加しづらい講習会を充実させたい。“ふらっと”に来てよかったね、とより多くの親子や地域の方々に思ってもらえるようにしたいですね」とお2人は笑顔で語ってくれました。
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月刊こども未来 2007年8月号より転載
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