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子育て支援の事例・
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地域子育て支援拠点事業事例集 ひろば型

地域子育て支援拠点事業事例集 ひろば型

あっぷるはうす(大阪府豊中市)
長年の国際交流経験を生かした育児支援
概要
あっぷるはうす(大阪府豊中市)
開設 平成14年4月
開所時間 火、水、木曜日10:00〜16:00
利用料 無料
職員体制 約35名(有償ボランティア)
利用者数 年間延べ5,000人(1カ月約500人、1日約40人)
問い合わせ先 あっぷるはうす
住所 豊中市旭丘6番5号 アルビス旭ヶ丘団地集会所
TEL. 06-6846-2818


事業実施のきっかけ
 20年以上留学生支援を行ってきた、NPO法人大阪国際文化協会が運営する「あっぷるはうす」は、平成14年に「敬宮(としのみや)愛子様御誕生記念 親子よろこびの広場事業」全国10団体の一つに選ばれ、開設されたつどいの広場です。“子育て支援は親支援”という理念の下、0〜3歳児の親子に場の提供、悩み相談、子育て情報の集積・提供などの育児支援をしています。
 特色ある二つの事業が評判を呼んでいます。その一つは「循環型子育て支援」で、子どもとともに親自身が親力を高めるための事業です。あっぷるはうすでは「心あたたかく美しい暮らし」&「地域で育つ地球人」という二理念の下、さまざまなプログラムが展開されます。来訪者は知らず知らず前向きに子育てをする力を自発的に身に付ける方向に向かうのですが、それには子連れスタッフ制度がリードします。そして、子どもが幼稚園などに入園し、時間に余裕ができた親はアドバイザーとして働ける仕組みです。「ここで学んだ育児のノウハウが、そのままほかの乳幼児親子の世話をすることで生かされ、今度は教える側の視点から子育てについて改めて学べるサポーター制度です。帰属意識と連帯感から自然とあっぷるファミリーが誕生します」とアドバイザーの二関京子さん。これがきっかけで地域で乳幼児の預かり合いや子育てのネットワーク化が進んだといいます。もう一つは「人間は違いより共通する部分の方が多い」というグローバルな視点を持つ「多文化子育て支援」事業です。異国籍や異世代、障害のある人など、あらゆる人々と子どもたちが日常的にふれあう場作りをするものです。これは子育て中の外国人や日本人、高齢者などがお互いの生活文化を交換することにより多文化共生を学ぶ、小さな地球村といえます。ホームビジットや語学、工芸、体操クラスなど育児を越えた幅広い取り組みにまで発展し、慣れない国で過ごす外国人親のエンパワーメントにもなると喜ばれています。昨年の6月には茨木市に二つ目の「あっぷるはうす」もオープンしました。「あっぷる方式は子育て親当事者の力で運営する真の意味での子育て支援です。公立並みの予算を確保し、さらなる事業の充実を図りながら、あっぷるはうすモデルを他地域に広めるのが夢です」と、二関さんは展望を話してくれました。


月刊こども未来 2007年10月号より転載