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家庭的保育事業実施
事例集

家庭的保育事業実施事例集

工夫点、気をつけていること
 気をつけていることは、安全面と不審者対策です。保育室のガラスが万が一割れても室内に飛び散ることがないよう、ガラスには緩衝材(エア・シート)を貼っています。また、ガラスの前にはネットも置いています。市販のものは使いにくかったり、サイズが合わなかったりするために、ネットは洗濯ネットをはいで縫い合わせて手作りしました。子どもが外遊びで使用する縄跳びのひもは、古いシーツを裂いて編んだもの。摩擦で熱を持つこともなく、子どもの体に当たっても痛くありません。
  不審者対策には近所の人たちの協力が大きな力を発揮することから、日ごろから近所の人たちとは、よい関係を保つことを心がけています。あいさつに行って、家庭保育福祉員とはどういうことをしているかをわかってもらうことから始まり、外で出会ったときのあいさつも欠かしません。子どもたちもまねて、あいさつをしています。送迎の親にもこの点を話し、協力してもらっています。こういうことから、近所ぐるみで子どもを気にかける体制ができています。
シーツを再利用した紐で縄跳びを楽しみます。 お迎え。お母さんとの話もはずみます。
シーツを再利用したひもで縄跳びを楽しみます。 お迎え。お母さんとの話もはずみます。


家庭的保育の周知方法
 保育を必要としている母親が区役所に行って紹介されたと連絡してくることもありますが、定員が少ないこともあって、ほとんどは口コミで埋まってしまいます。卒園する子どもがいてもすぐに次の依頼があって、常に定員いっぱいの状況です。

家庭保育福祉員の話
手作りおもちゃ。これは子どもたちへのお誕生日プレゼント。 「今は子どもらしく過ごすことが低く評価されている時代だと思うのです。それよりも、英語ができるとか、ピアノができるとか、そういったことに価値があると思われているんですね。でも、私は子どもが子どもらしく過ごすことはとても大切なことだと思っています。0〜3歳児には食べて、寝て、遊ぶといった基本的な生活習慣を習得してもらいたいですね。特に外での遊びでは、人間の本来持っている五感を総動員して遊ぶことが大切だと思っています。人とのふれあいや自然から学ぶことが人や自分を大切にすることにつながりますからね。
  補助員の岡本京子さんは、養護施設に勤務していたころの同僚です。保育方針も近いですし、補助員というよりも、保育のパートナーですね」(松尾清美さん談)
松尾 清美さん(左)と補助員の岡本 京子さん
松尾 清美さん(左)と補助員の岡本 京子さん

利用者の声
 「上の子は大きな保育園に預けていたので、違いがよくわかりますね。家庭的保育ではほぼ1対1で細かく見てもらえるので、子どもはいろいろなことを覚えてきますよ」
  「初めての団体生活は少人数でと思っていました。保育園を紹介してもらって3カ所も見学してみたのですが、思うようでなく、家庭的保育を知って、一度松尾さんのところに見学に来たのです。松尾さんにお会いして、その保育方針や情熱にふれ、ぜひ松尾さんに子どもをみてもらいたいと思いました。子どもを預けている今も、松尾さんには絶対的な信頼感を持っています」
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