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家庭的保育事業実施事例集

 働く親などに代わって、少人数の乳幼児を自宅で預かり保育するのが家庭保育福祉員です。行政によって名称は異なりますが、一般的には「保育ママ」と呼ばれています。国でも平成12年度から「家庭的保育事業」として助成が始まりました。補助員は保育補助のために家庭保育福祉員が雇用するスタッフです。横浜市では助成金を出して、補助員の雇用を勧めています。
家庭保育福祉員 松尾 清美さん(神奈川県横浜市神奈川区)
家庭保育福祉員 松尾 清美さん(神奈川県横浜市神奈川区)
五感を総動員して遊ぶことを通し、
人も自分も大切にできる子に
概要
家庭保育福祉員 松尾 清美さん(神奈川県横浜市神奈川区)
連絡先 横浜市保育運営課(TEL 045-671-3564)
定員 3名(産休・育休明け1名を加えることができる)
保育体制 家庭保育福祉員のほか補助員1名
保育時間 原則8:30〜16:30(長時間保育あり)
休み 日曜・祝日・年末年始


家庭保育福祉員になったきっかけ
 松尾さんは神奈川県立の病院内保育所、知的障害児施設、養護施設などで25年間保育士を務めました。特に勤務の長かった養護施設では、親の愛情を実感できない子どもは自己評価が低いことを見るにつけ、子どもは大事に育てられるべきだという思いを強くしました。 松尾さん自身、3交代制勤務を続けながら2人の子どもを育てる中で、いろいろな人に助けられたという感謝の気持ちと、長時間保育で何人も保育者が替わるのは子どもにとっても負担が大きく、誰か信頼できる1人の人に子どもを預けられたらという思いから体力のあるうちに退職し、自分自身が家庭保育福祉員となることを選びました。
子どもの受け入れ時には、健康状態とお迎えに誰が来るかを確認します。 しばらくは部屋で遊びます。リュックは子どもたちのマイブーム。
子どもの受け入れ時には、健康状態とお迎えに誰が来るかを確認します。 しばらくは部屋で遊びます。リュックは子どもたちのマイブーム。


保育内容
 現在は、2歳児2名、3歳児2名の4名を預かっています。8時半ごろに子どもの受け入れ。少し部屋で過ごしてから、朝のお集まりをします。水分補給のためのおやつを食べてから10時前ごろ外遊びに出かけます。外遊びは公園や散歩、保育園の園庭開放、雨の日にはコミュニティハウスや地区センターでの遊び、夏季には水遊びと、出かける場所はさまざまです。
  12時前に帰ってきてお弁当です。週に1度はお弁当を外で食べる遠足も行っています。手遊びや紙芝居の後、1時ごろに昼寝。その間に保育者は手作りおもちゃを作ったり、その日の子どもの様子を保護者への連絡ノートに記入します。3時ごろ子どもが起きるとおやつを食べ、また部屋で遊び、4時半前後にお迎えとなっています。
お弁当はみんなそろって「いただきま〜す」。 お昼寝の前の紙芝居でみんな静かに聞き入ります。
お弁当はみんなそろって「いただきま〜す」 お昼寝の前の紙芝居でみんな静かに聞き入ります。


特徴
 少人数のため手厚い保育が特徴です。子どもは体をよく動かし、ストレスも少ないためか、病気で休む子はほとんどいません。家庭的な雰囲気の中で異年齢の子どもが生活するため、兄弟の少ない子どもにとっても、他者と関わるルールが自然に身についていきます。
  また、家庭保育では朝子どもを預かった保育者が1日を通して見られるので、子どもの調子の悪さや機嫌のよさが帰りまでわかります。松尾さんは日々豊かになる子どもの言葉をできるだけ拾いたいと、連絡ノートだけでなく、1カ月に1回写真入りの「いたずらっこ通信」を出しています。
午前中によく遊んでいるので、すぐにぐっすり。 月1回発行の『いたずらっこ通信』
午前中によく遊んでいるので、すぐにぐっすり。 月1回発行の『いたずらっこ通信』
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