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子育て支援の事例・活動

保育所の地域への
多様な展開事例集

保育所の地域への多様な展開事例集

第6章 延長保育システム事例

延長夜間保育システム
開発のきっかけ・経緯
 平成10年度までは、10園における延長保育は各園で定員の20%という枠があり、延長保育料の徴収は基本保育料と一緒に、納付書や口座の引き落としで徴収していた。平成11年度の改正により、各保育園で直接、延長保育の受け付けから費用の徴収までを行うことになり、なおかつ20%という定員の枠も取り除かれることになった。
 これまでは特定の人が利用者であったが、スポット的な利用もされるようになったため、回数券のようなものを発行し日払いで利用料を徴収する必要がでてきた。さらに、予定利用時間の延長に伴う追加利用料の徴収もしなければならない。
 これらの利用料の徴収にかかる事務処理は、回数券にスタンプを押すなどの作業を含めてすべて手処理で行われていた。夜間時は保育所にいる保育士の数も少なく、利用料の算出、迎え時間の確認等の事務が煩雑になり、かつ負担となっていた。平成12年度からは、さらに区立保育所全園で延長夜間保育が実施されることとなり、保育課での調定事務も非常に複雑になってきており膨大な事務量になる懸念があった。事務処理等で利用者に待ち時間を発生させないためにも、効率的に迅速に行えるシステムの開発が必要とされた。


システムの概要
 子どもを迎えにきた際に、保護者が保育所の玄関でカードリーダーに通すことで自動的に利用料が計算されるカードを区で発行している。利用者に延長保育の予定利用時間の月額分を定期券のように購入してもらい、さらに予定利用時間を延長した場合やスポット的に利用する場合の利用料としてプリペイド形式で購入してもらい、月額分を超えて利用した分だけ差し引いていく仕組みである。
 カード自体は、よく民間企業でも使われているサービスポイントカードと同様の仕組みであり、裏に磁気があって表面に書き換え可能な印字ができる。残額がカードに印字される利便性が高いものだが、そのカード情報は各保育所にあるカードリーダーを通してパソコンに蓄積されるため、利用者がカードを紛失したとしても問題ない。カードの原価が1枚100円程度なので、紛失した際には手数料として100円を徴収し、これまでの情報を書き加えて再発行している。
 各保育所と区役所の保育課とは、品川CATVのケーブルを利用したネットワークでつながっており、各園の入金実績や利用実績のデータは、保育課で回線を通して収集でき、統計的な処理も簡単に行える。区内保育所全38園のうち2園はCATVが利用できない地域であったので、その場合はISDN (現在ADSL) を利用している。


問題点・課題
各機器を平成12年3月に導入したが、こうした機器は日進月歩であり、処理能力上の問題など将来的にはリプレイスを余儀なくされるであろう。また、延長夜間保育の料金体系見直しによるシステム変更も予想される。




プリペイド式のカード
プリペイド式のカード

 
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