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病児・病後児保育事業(乳幼児健康支援一時預かり事業)実施事例集

病児・病後児保育事業(乳幼児健康支援一時預かり事業)実施事例集

まなこどもクリニック:病児保育室ポピンズルーム
(千葉県千葉市緑区)
好きなときに遊んで、ゴロゴロして……
家庭と同じような感覚で過ごせる環境作り
概要
施設名 病児保育室ポピンズルーム
所在地 千葉市緑区おゆみ野中央7-9-2
電話番号 043-226-9920
開所時間 月〜金8:00〜18:00、土8:00〜13:00
定休日 木・日・祝・年末年始
職員体制 子ども2人に保育者(看護師・保育士)1人の割合で常駐
定員 4名
対象児童 千葉市内在住、または千葉市内の保育所(園)に通っている0歳〜小学校3年生までの児童
利用料金 1日=2,000円 6時間まで=1,200円
 (1)生活保護・市町村民税非課税世帯は無料
 (2)所得税非課税世帯((1)を除く)は半額


事業実施のきっかけ
 まなこどもクリニックの院長である原木真名医師は、ご自身が白血病にかかり、闘病された経験があります。骨髄移植の結果、健康を取り戻した原木先生は「骨髄ドナーをはじめ、周囲から受けた優しさに応えるためにも社会にお返しをしたい」と考え、病児保育室開設を決意。平成10年に、まなこどもクリニック内に「ポピンズルーム」を開室、平成11年に千葉市のモデル事業となりました。千葉市の委託金を受けるまでは、利用料金も1日5,000円と現在より高めでしたが、それでも利用者は連日定員いっぱいの状態。「あらためて病児保育のニーズの高さを実感しました」と原木先生。
院長の原木真名先生。ご自身も中学生の男の子の母です。 三角屋根が目印のクリニック。周囲は新興住宅地で子育て世帯が多く、地域の頼れるお医者さんとして評価されています。

事業内容
朝の受け入れ時。診察を行いながら、子どもの体調をしっかり把握します。 12畳ほどの部屋に、小さい子どもにも使いやすいトイレと洗面所付き。1区画が区切られ、ガラス張りの隔離室になっています。看護師と保育士が常時2人以上勤務し、子どもたちと1日を過ごします。朝8時ごろから、予約した子どもたちが保護者とともに登室。保護者はあらかじめ、体温、睡眠、食事や水分、尿や便の状態、服薬内容、子どもの様子などを記入した「家庭からの連絡票」を持参し、医師の診察と看護師や保育士による問診を受けます。このとき「たんが絡んでつらそうなら鼻水を吸引してもいいですか?」など、治療内容についても確認。保護者を見送った後、子どもたちは、絵本やおもちゃ、ビデオなどでゆったりと過ごします。その日の子どもたちの興味に合わせて、折り紙やお絵かき、簡単な製作を行うことも。スタッフは子どもたちとおしゃべりしながら、一人一人の体調を把握します。10時ごろ、水分補給とおやつタイム。11時すぎから昼食。11時30分から12時ごろに、昼寝に入ります。午後1時30分ごろ、医院の昼休みに原木先生が回診。全員が昼寝から目覚めたら、3時30分におやつタイム。その後は、午後5時〜6時ごろまでのお迎えまでの時間を過ごします。

特徴
 保育室は医院の2階にあるので、医師や看護師が素早く行き来できます。突然、熱性けいれんを起こした場合でも、数十秒で医師が駆け付けられる距離なので、心強い限りです。午前、お昼前、昼寝後の3回、検温を行い、水分補給や尿、便についても細かく記録。取材日は、かぜ4人、インフルエンザ2人(隔離室)の合計6名の利用となりましたが、保育士を急遽増員して受け入れ体制を整えました。お昼ごろ、体温が40度以上に上昇した子がいましたが、肺炎やインフルエンザの可能性を考えてすぐにレントゲン検査と血液検査を実施。子どもの状態に応じて、鼻水やたんの吸入、ネブライザー吸入なども行い、一人一人ができるだけ楽な状態で過ごすことができるよう、看護を行っています。
お昼寝から目覚めた後、吸入。保育士に抱っこされてゴキゲンです。 急な体調の変化にも、看護師が迅速に対応。保護者とも密に連絡を取りながら看護します。

先進的な取り組みなど
 その日受け入れている子どもたちの病状や服薬内容などの情報はクリニック内のボードに表示し、スタッフ全員が把握するようにしているため、保育室との連携もスムーズ。子どもの病状が変化したら、すぐに連絡をとりあい、原木先生の指示をあおぎます。昼食とおやつは持参するか、400円の実費で提供してもらうことができます。体調によって、ごはんと卵焼き、煮物などのお弁当にするか、うどんにするかを保護者が選ぶことができます。軟らかく煮込んだうどんには野菜やとり肉のすり身団子が入っていて、子どもたちも「おうどん、食べる!」とパクパク。近所にあるお弁当屋さんが、体調の悪い子どもたちでも食べやすいように、と考案してくれたメニューだそうです。
受け入れ後、子どもたちのファイルを素早く作成。病名や服薬内容をクリニック内に掲示して、保育室とクリニックとの連携をはかります。 近所のお弁当屋さんが作ってくれる、野菜たっぷり煮込みうどん。とり肉のすり身団子入りで、あっさり味。

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