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病児・病後児保育事業(乳幼児健康支援一時預かり事業)実施事例集

病児・病後児保育事業(乳幼児健康支援一時預かり事業)実施事例集

みやた小児科:ぽけっと病児保育室 (東京都立川市)
(医療機関併設型施設)
「病児保育」のフロントランナー


クリニック機能と連動した
入念な健康管理体制が自慢


医療法人社団 みやた小児科
ぽけっと病児保育室

所在地東京都立川市幸町1-11-3
電話番号042-536-7333
施設長宮田 章子
定員4名
職員体制看護師1名 保育士1名
保育時間午前8時30分〜午後5時30分
休み土日曜・祝日・年末・年始
みやた小児科の建物外観



設立のきっかけ
 病児保育は、かつて病院に勤務中、同僚の医師達が仕事と子育ての狭間に悩まされ、職場を去っていく姿を目のあたりにし、その必要性を感じていて、開業当初から手掛けたい事業でした。
 クリニックが軌道にのってきた平成9年6月に開設し、約2年後の平成11年4月には、立川市の委託事業となりました。


病児保育の内容
 病気で保育園や幼稚園に行けない子どもを預かり、保育室で専門スタッフ(看護師、保育士)が保育を行います。ただし、水痘、麻疹に罹患し、隔離が必要な期間中の子どもについては、受け入れを断っています。
 対象年齢は生後4か月から小学1年生までとし、利用は事前登録制にしています。登録用紙に必要事項を記載し、ぽけっと病児保育室に持参し、登録手続きをします。登録料は無料(市内)です。去年は、約300名が登録しました。登録が済めば、お子さんが病気の時、家庭医の診察を受け、診察した医師から連絡票を発行してもらい、前日に電話で予約をします。利用料は1日当たり2500円です。
 病児保育室に入室しますと、検温・視診、医師の診察があり、健康状態のチェック後、1日の保育活動が始まります。好きな遊びを子ども同士、保育者と展開していきます。昼食、与薬、午睡後にまた医師の診察があり、おやつになります。夕方に、再度検温をし、保護者の迎えを待つという内容です。
ぽけっと保育室のプレイルーム 緊急時対応は1Fクリニックで
ぽけっと保育室のプレイルーム 緊急時対応は1Fクリニックで


クリニックとの連携
 緊急時には、1階のクリニックで常勤の医師が対応します。ぽけっと病児保育室は、医療機関併設型施設なので、その点では臨機応変に対応することができます。保育中、保護者が呼びだされクリニックで点滴を受けたりするケースが、1年に数例はあるそうですが、母体がクリニックということで、保護者の信頼を得やすい利点があります。デイリー・プログラムに組み込まれている1日3回の検温、2回の医師診察で入念に健康状態をチェックをする健康管理体制と相まって、入室者の病気回復を促進する保育を展開しています。


施設の特徴
 ぽけっと病児保育室は、みやた小児科の2階にあります。1階が診察室、2階が保育室になっており、1階から2階の保育室に上り下りする階段はもちろん、1階のフロアはすべて木質系フロアリングで統一感、清潔感を醸成しています。保育室は入室者が昼寝をしたり、遊んだりする午睡室とプレイルーム、病気中の子どもが休息する隔離室、看護師、保育士などのスタッフが作業するための準備室で構成されています。
 建物全体が立川市郊外の閑静な住宅地に立地しているため、南に面した窓からは木々の緑が目に入り、木洩れ陽が入る明るい部屋のたたずまいがすがすがしい。部屋の中にはおままごとコーナーの設置、玩具、絵本などが置かれており、年齢に応じて楽しく遊ぶ遊具が整っています。
 所持品を収納する棚は、室内外両方から取り出すことができます。これは、大人の出入りから生じる朝夕の不安な時間帯の子ども達の不安を取り除き、安定をはかるために工夫されています。
午睡室で遊ぶ子ども達 プレイルーム
プレイルームで遊ぶ子ども達 隔離室

隔離室 準備室
隔離室 準備室


利用の手続きとルール
 入室に当たっては、前日に電話で予約をします(当日でも空きがあれば可)。予約電話では、名前・年齢・カルテ番号、症状、希望の入室時間、2〜3週間以内の感染症の子どもとの接触の有無などを知らせます。入室の際には、かかりつけの医師に受診し、病児保育医師入室連絡票を記載してもらうことが、前提になっています。他に、問診票、保険証、家庭との連絡票などの書類と着替え、お弁当などを持参します。
 朝の受け入れ時には、スタッフが廊下で書類、薬を確認します。夕方のお迎えの時には、医師の2回の診察結果や保育中の様子、翌日の利用の要否を保護者に伝えます。
 保険料の支払いは、1階クリニックの会計窓口で行い、帰宅となります。
階段を登ると保育室 ぽけっと保育室のプレート 保育室入り口の収納籠
階段を登ると保育室 ぽけっと保育室のプレート 保育室入り口の収納籠


施設長からひとこと
 ぽけっと病児保育室の稼働率は約80%です。
 最近はリピーターも増え、立川地区での知名度も上がってきました。今後の課題は、病児保育、病後児保育の地域でのネットワーク化と役割分担を図り、働くお母さん達が利用しやすい体制をつくっていくことでしょうか。ぽけっと保育室のネーミングには、カンガルーのぽけっとのように包容力があって、ドラえもんのぽけっとみたいに楽しいことがいろいろつまっているイメージを盛り込みました。
宮田章子 施設長

宮田 章子 施設長
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