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子育て支援の事例・
活動

病児・病後児保育事業(乳幼児健康支援一時預かり事業)実施事例集

病児・病後児保育事業(乳幼児健康支援一時預かり事業)実施事例集

ききょう保育園:病後児保育園「ひまわり」 (東京都町田市)
(保育園併設型施設)
病気回復期をここちよく過ごす機会を提供


人と自然に優しい
エコロジカルな環境演出


社会福祉法人 桔梗
ききょう保育園
病後児保育園「ひまわり」

所在地東京都町田市鶴川1-16-7
電話番号042-735-2242
園長山田 静子
定員4名
職員体制看護師1名 保育士1名
開所時間午前7時30分〜午後6時
休み日曜・祝日・年末・年始
ききょう保育園の建物外観



設立のきっかけ
 厚生労働省などが進める「新エンゼルプラン」計画を受けて、町田市の病後児保育事業が平成12年度から始まりました。本園では父母会の自主的な活動として、長年、「けやき」の名称で病気あけ保育に取り組んできました。しかし、行政の病後児保育事業がスタートしたことにより、父母会による16年間に及ぶ病気あけ保育活動を打ち切り、その経験と精神を受け継いで平成12年6月1日から病後児保育室「ひまわり」として、行政のもとで病後児保育を始めました。「けやき」から「ひまわり」に呼称は変わりましたが、病気あけの回復期の乳幼児を受け入れ、病後の一時期を安心して過ごせる家庭的な環境とケア・サービスを提供する基本姿勢は変わることなく、活動を続けています。


病後児保育の内容
 利用対象は、満1歳以上で町田市内の保育所に通っている乳幼児および市内在住で市外の保育所に通っている乳幼児を対象としています。保育時間は平日(月曜〜金曜)7:30〜18:00です。利用定員は1日4〜6名ですが、平均的な利用状況は1日2名です。利用に際しては、事前の利用登録が必要ですが、利用する乳幼児は本園の1階にある病後児保育室「ひまわり」に入室し、そこで看護師、保育士と一緒に1日を過ごします。保育室では、看護師、保育士がマン・ツー・マンで食事や体温測定(検温)、遊びのお相手をしてくれます。保育室には、子ども用の玩具がいろいろ置いてありますが、本園では一般の園児用も含めて、子どもの知能向上(知育)に役立つ創作玩具や絵本をたくさん取りそろえています。
 病後児保育室を利用する乳園児の通園日数は、平均1日がほとんどです。しかし、なかには2〜3日、通園してくる乳幼児や何度も来て顔なじみになる子どももいます。本園の病後児保育施設は保育園併設型なので、保育室からは戸外で遊ぶ一般園児の元気な姿を窓越しに見かけることもしばしばあります。そんな時、病後の乳幼児は一般園児の仲間に入って遊びたくなることもあるでしょう。そこで、保育士さんが気を利かし、部屋の中で子どもと一緒に遊んだり、話をしたりして、お相手します。
 本園の病後児保育の基本は、病気あけの子どもが自宅にいるような家庭的なくつろいだ雰囲気で1日を過ごし、家に帰っていくことができるように、十分な配慮をして子どもと接することです。
知育に役立つ手作り玩具 看護師と遊ぶ子ども(入室者)
知育に役立つ手作り玩具 看護師と遊ぶ子ども(入室者)


病院・診療所との連携
 保育室に隣接して医務室があり、入室中に子どもの健康状態が悪化した場合には、まず医務室で応急処置を施します。女性の嘱託医が近くにいますので、緊急の際は嘱託医のところに運びこむ手はずを組んでいます。これまで嘱託医に駆け込んだことはありません。


施設の特徴
 ひまわりの大輪を彫り込んだ木彫りのプレートが掛かる病後児保育室。その入り口を入るとカウンター越しに調乳室、その左手に6畳間の保育室(洋間)と安静室(和室)があります。この2DKの保育室は、入室してきた子どもが自宅で静養する状態に近いアット・ホームな雰囲気づくりを意図して作られています。和洋2間の部屋の一角には、手作り玩具や人形、絵本が収納された棚が配置され、子ども達は玩具で遊んだり、絵本を読んで時間を過ごします。疲れたら和室に布団を敷いて仮眠や昼寝もできます。部屋の造りは、あくまでも病気あけの子どもが自分の家で静養し、元気を取り戻せるような設計です。
 保育園全体の建物も木質系フローリング床材を使用し、壁面の収納棚から食堂の椅子、食卓まで、木の温もりを大切にするエコロジカルな造作に配慮しています。町田市郊外の緑豊かなロケーションと相まって、自然に恵まれた環境にあって、子ども達がのびのびと育っていく施設づくりを目指しています。保育室に至る廊下の壁には、山田園長が自ら筆を揮って描いた墨絵が掛かっており、そこには幼子を抱きかかえる若い母親の姿と「これから先は病後児保育室『ひまわり』です」の案内文が墨書されています。
ひまわりの木彫りのプレートが目印
ひまわりの木彫りの
プレートが目印
病後児保育室「ひまわり」のエントランス
病後児保育室「ひまわり」の
エントランス
園長が一筆書きした「ひまわり」案内
園長が一筆書きした
「ひまわり」案内

病後児保育室「ひまわり」の室内 病後児保育室「ひまわり」の安静室
病後児保育室「ひまわり」の室内 病後児保育室「ひまわり」の安静室


利用の手続きとルール
 病後児保育室「ひまわり」を利用するには、事前に利用登録を済ませ、利用に当たっては必ず医師の診察を受け、施設予約をとって利用連絡票を提出します。登録申請書は町田市の子育て支援課と本園にあります。利用連絡票は病後の乳幼児の健康状態(病気の症状、病名、経過、与薬の状況など)を報告し、病後児保育施設の利用を許可すべきか否かを判断、決定するためのものです。
 「ひまわり」の利用の際には、北側の通用口から入館し、担当者の視診と検温を受けた上で、入室します。また、持参した連絡票、薬、薬の説明書を担当者に提出し、着替えやオムツなどの個人の荷物は入り口の棚の中に収納します。
 利用料は利用者負担額として、1日3000円ですが、これは登園時に保育室にある料金袋に入れて担当者に手渡します。
木の床材、木の食卓 保育目標と基本方針
木の床材、木の食卓 保育目標と基本方針


園長先生からひとこと
 本園の病後児保育の歴史は長く、父母会の「けやき」活動から数えて20年近くになります。稼働率の向上、利用料金の値下げ、人材確保など、課題はたくさんありますが、病後児保育は働くお母さんたちの子育ての悩み解消に役立つ制度ですからもっと普及させたいです。そのためには、利用しやすい料金にしたいですね。(1000円くらいに) 山田静子 園長

山田 静子 園長
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