- 先駆的な取り組みの概要
- 中・高校生世代なら、自由に出入りできるのが大きな特徴です。特にダンスや音響、工芸、パソコンなどを中心に専門家による講習を実施し、レベルアップできる機会を提供しています。また、サークル活動等も支援しています。
パソコンは館内での無料貸し出しを行っていて、利用前にはネットマナー講習会を実施しています。週1回はさまざまな相談に応じる相談室も開設していますが、館内では各所にスタッフが常駐して、いつでも気軽に相談できる態勢になっています。
また、階下の「こすずめ保育園」の子どもたちとの交流の機会も設けています。
- きっかけになったこと
- CAPSでは、さまざまな分野でプロあるいはプロ並みの技術と見識を持つ講師に支援を依頼しています。これは、「子どもから大人への過渡期にある世代の活動や学びの場として、より専門性の高い支援が必要」との考えから発しています。こうした姿勢が利用者にも受け入れられ、大きな信頼を得ています。
この世代の子どもたちの居場所づくりも大きな目的で、より安心で安全な場を提供しようとの意味も込められています。また、地域や学校の中で少なくなってきた子どもたちの社会活動の場としても位置付けています。
- 工夫点、気を付けていること
- CAPSでは、特別な規制を設けず、子どもたちが気軽に自由に集う中で、社会活動を身に付けていくことを応援するという姿勢で子どもたちに接しています。利用に際して掲げている約束は、次の3項目のみとなっています。
(1)元気にあいさつを交わす。
(2)法律で禁止されていることはしない(喫煙、飲酒など)。
(3)他人に迷惑をかけない。
職員の事務スペースは、受付カウンターやロビーに接したオープンスペースとなっていて、来館者が訪れると、いつでも全員があいさつをする態勢になっています。また、館内の各所に職員が常駐し、子どもたちと会話を交わせるようになっています。建物周辺も時間を決めて巡回して、利用者の間でのトラブルを未然に防いでいます。
- 職員の話
「この施設では、子どもたち一人一人の人格を尊重し、職員は、少し先輩の兄姉の感覚で接しています。講習なども専門性の高い支援をすることで信頼されるのではないかと思っています。ロビーでは飲食も自由ですし、漫画などを読んで過ごしている子どももいます。それでも施設内が片付いているのは、子どもたちの自覚が育っているからではないでしょうか。
学校へ行きにくい子どもたちが通ってくる例も見られます。職員がそれとなく見守り、必要に応じて相談や助言をすることもあります。開所5年目に入り、卒業後もボランティアとして応援してくれる世代が現れ、心強く感じています」
- 利用者の声
- 「中学生のときから来館するようになりました。今では違う高校に通う友だちと、ここで落ち合っていろいろと楽しんでいます。友だちのつながりで知り合いが増え、“もう一つのクラブ活動”といった感じです。『ここに行く』と言うと、家族も安心するようです」
「高校では3年になるとクラブ活動を引退するので、その後、ここでダンスなどをしています。イベントのポスター作りなども自由にできて面白いですよ」
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